答弁本文情報
平成二十二年十月二十六日受領答弁第六九号
内閣衆質一七六第六九号
平成二十二年十月二十六日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員河井克行君提出一九七八年一〇月二五日の※(注)小平・中華人民共和国副総理の日本記者クラブ内外記者会見での尖閣諸島に係わる発言に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員河井克行君提出一九七八年一〇月二五日の※(注)小平・中華人民共和国副総理の日本記者クラブ内外記者会見での尖閣諸島に係わる発言に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの約束は存在しない。
お尋ねの交渉において、田中角榮内閣総理大臣(当時)は、「尖閣諸島についてどう思うか。私のところに、いろいろ言ってくる人がいる。」と述べたのに対し、周恩来中国国務院総理(当時)は、「尖閣諸島問題については、今回は話したくない。今、これを話すのはよくない。石油が出るから、これが問題になった。石油が出なければ、台湾も米国も問題にしない。」と述べたと承知している。
お尋ねの交渉において、園田直外務大臣(当時)は、尖閣諸島についての我が国の立場について述べるとともに、千九百七十八年四月に発生した尖閣諸島周辺における中国漁船による不法な領海侵入について二度と起こらないようにしてほしい旨述べたのに対し、※(注)小平中国国務院副総理(当時)は、先般の事件は全く偶発的であり、中国政府としてはそのような事件を起こすことはない旨述べたと承知している。
お尋ねの事実はない。