答弁本文情報
平成二十三年二月八日受領答弁第二六号
内閣衆質一七七第二六号
平成二十三年二月八日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員浅野貴博君提出菅直人内閣総理大臣による外交演説「歴史の分水嶺に立つ日本外交」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員浅野貴博君提出菅直人内閣総理大臣による外交演説「歴史の分水嶺に立つ日本外交」に関する質問に対する答弁書
一について
本年一月二十日の「歴史の分水嶺に立つ日本外交」と題する外交に関する講演(以下「講演」という。)は、菅内閣総理大臣が、年初に当たり、外交・安全保障に関する考え方を国民及び国際社会に伝えるために行ったものである。
講演の原稿は、内閣官房において外務省を始め政府部内と適切に調整を行いつつ、最終的に菅内閣総理大臣が作成したものである。
我が国が提唱する東アジア共同体構想は、日米同盟を外交の基軸としながら、アジア太平洋経済協力や東アジア首脳会議、東南アジア諸国連合地域フォーラムなどの地域協力の枠組みを活用し、地域の諸国との間で様々な面で連携を強化していくことを通じ、将来的に進めていく長期的ビジョンである。講演においては、このような地域協力の枠組みを活用した重層的な協力関係の強化を進めていくとの姿勢について言及しているところである。