答弁本文情報
平成二十三年二月十日受領答弁第三九号
内閣衆質一七七第三九号
平成二十三年二月十日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員河野太郎君提出利根川水系の基本高水に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員河野太郎君提出利根川水系の基本高水に関する質問に対する答弁書
一について
平成十八年の利根川水系河川整備基本方針の策定に当たっては、昭和五十五年に変更した利根川水系工事実施基本計画において定めた一級河川利根川水系利根川の八斗島地点における基本高水の妥当性について、観測史上最大の既往洪水である昭和二十二年九月の洪水時の降雨量を用いて一定の想定の下で計算した流量を用いた検証を行うとともに、平成十年九月の洪水時のものを含む年最大流量の経年変化等に照らして検証を行った。また、昭和五十五年に同計画の変更に係る検討をする過程で用いた流出計算モデルの再現性について、昭和五十七年九月の洪水時及び平成十年九月の洪水時の降雨量等を用いて検討を行った。御指摘の記述は、このような検討等を踏まえたものであると認識している。