答弁本文情報
平成二十五年十一月二十九日受領答弁第七五号
内閣衆質一八五第七五号
平成二十五年十一月二十九日
衆議院議長 伊吹文明 殿
衆議院議員照屋寛徳君提出「振り込め詐欺」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員照屋寛徳君提出「振り込め詐欺」に関する質問に対する答弁書
一及び二について
警察庁の統計によれば、全国の振り込め詐欺の①認知件数、②被害者数、③被害者（法人を除く。）の年齢層別の割合（小数点第二位以下を四捨五入した概数。以下同じ。）、④被害者（法人を除く。）の性別の割合（小数点第二位以下を四捨五入した概数。以下同じ。）、⑤被害総額（キャッシュカードを直接受け取る手口の振り込め詐欺において同カードを使用して現金自動預払機から引き出された現金の額を含む。以下同じ。）及び⑥検挙率（小数点第二位以下を四捨五入した概数）の平成二十二年以降の推移は次のとおりである。
平成二十二年 ①六千六百三十七件 ②六千六百三十七人 ③統計なし ④統計なし ⑤百億八千八百四万八千十四円 ⑥七十八・二パーセント
平成二十三年 ①六千二百三十三件 ②六千二百三十三人 ③十九歳以下が〇・二パーセント、二十歳以上二十九歳以下が二・八パーセント、三十歳以上三十九歳以下が三・〇パーセント、四十歳以上四十九歳以下が四・一パーセント、五十歳以上五十九歳以下が十一・四パーセント、六十歳以上六十九歳以下が三十・二パーセント及び七十歳以上が四十八・二パーセント ④男性が二十三・三パーセント及び女性が七十六・七パーセント ⑤百二十七億千九百万三百六十三円 ⑥三十八・八パーセント
平成二十四年 ①六千三百四十八件 ②六千三百四十八人 ③十九歳以下が〇・八パーセント、二十歳以上二十九歳以下が三・五パーセント、三十歳以上三十九歳以下が三・一パーセント、四十歳以上四十九歳以下が三・七パーセント、五十歳以上五十九歳以下が八・一パーセント、六十歳以上六十九歳以下が二十六・九パーセント及び七十歳以上が五十三・九パーセント ④男性が二十五・三パーセント及び女性が七十四・七パーセント ⑤百六十億四千百十万四千円 ⑥三十六・四パーセント
平成二十五年（一月から九月までの暫定値） ①六千四百七十九件 ②六千四百七十九人 ③十九歳以下が〇・二パーセント、二十歳以上二十九歳以下が二・九パーセント、三十歳以上三十九歳以下が二・七パーセント、四十歳以上四十九歳以下が三・二パーセント、五十歳以上五十九歳以下が五・〇パーセント、六十歳以上六十九歳以下が二十・六パーセント及び七十歳以上が六十五・三パーセント ④男性が二十六・〇パーセント及び女性が七十四・〇パーセント ⑤百七十五億九千七百二十万二千三百六十五円 ⑥二十八・五パーセント
高齢者を主な被害者とする振り込め詐欺の認知件数は引き続き高い水準で推移しており、極めて深刻な状況と認識している。このような振り込め詐欺の現状を踏まえ、被害の抑止に資する取締活動等を引き続き強化してまいりたい。
警察庁の統計によれば、沖縄県警察が認知した振り込め詐欺の①認知件数、②被害者数、③被害者（法人を除く。）の年齢層別の割合、④被害者（法人を除く。）の性別の割合、⑤被害総額及び⑥認知件数に対する沖縄県警察が検挙した振り込め詐欺の件数の割合（小数点第二位以下を四捨五入した概数）の平成二十二年以降の推移は次のとおりである。
平成二十二年 ①十二件 ②十二人 ③統計なし ④統計なし ⑤五百二十六万三千九百五十五円 ⑥十六・七パーセント
平成二十三年 ①十件 ②十人 ③十九歳以下が零パーセント、二十歳以上二十九歳以下が十一・一パーセント、三十歳以上三十九歳以下が三十三・三パーセント、四十歳以上四十九歳以下が三十三・三パーセント、五十歳以上五十九歳以下が零パーセント、六十歳以上六十九歳以下が零パーセント及び七十歳以上が二十二・二パーセント ④男性が六十六・七パーセント及び女性が三十三・三パーセント ⑤七百三十四万六千円 ⑥二十・〇パーセント
平成二十四年 ①十七件 ②十七人 ③十九歳以下が五・九パーセント、二十歳以上二十九歳以下が十一・八パーセント、三十歳以上三十九歳以下が十一・八パーセント、四十歳以上四十九歳以下が零パーセント、五十歳以上五十九歳以下が十一・八パーセント、六十歳以上六十九歳以下が十一・八パーセント及び七十歳以上が四十七・一パーセント ④男性が三十五・三パーセント及び女性が六十四・七パーセント ⑤千二百六十九万七千円 ⑥零パーセント
平成二十五年（一月から九月までの暫定値） ①六件 ②六人 ③十九歳以下が零パーセント、二十歳以上二十九歳以下が零パーセント、三十歳以上三十九歳以下が三十三・三パーセント、四十歳以上四十九歳以下が三十三・三パーセント、五十歳以上五十九歳以下が零パーセント、六十歳以上六十九歳以下が三十三・三パーセント及び七十歳以上が零パーセント ④男性が五十・〇パーセント及び女性が五十・〇パーセント ⑤八百三十八万九千円 ⑥零パーセント
沖縄県においても依然として振り込め詐欺の被害が認知されており、被害の抑止に資する取締活動等を引き続き強化してまいりたい。
沖縄県警察が認知した振り込め詐欺の件数は、都道府県別で見ると、平成二十二年は四十六番目に多く、平成二十三年は四十七番目に多く、平成二十四年は三十七番目に多いが、振り込め詐欺の認知件数については、様々な要因が影響していると考えられることから、お尋ねの「「島くとぅば」の使用が何らかの要因となっている（因果関係にある）」か否かについて一概にお答えすることは困難である。