答弁本文情報
平成二十八年三月十一日受領答弁第一六〇号
内閣衆質一九〇第一六〇号
平成二十八年三月十一日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員逢坂誠二君提出核燃料サイクルとMOX燃料に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員逢坂誠二君提出核燃料サイクルとMOX燃料に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「核燃料サイクル」については、「エネルギー基本計画」(平成二十六年四月十一日閣議決定)において、「使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクル」としている。
現在、我が国では、約百十二トン・ヘビーメタルの使用済MOX燃料を保有している。
使用済MOX燃料については、日本原燃株式会社の再処理事業所再処理施設(以下「六ヶ所再処理工場」という。)で再処理を行うことは予定されていない。使用済MOX燃料の扱いについては、当面、関係法令に従って安全に保管することとなる。保管後の使用済MOX燃料の扱いについては、六ヶ所再処理工場の運転実績や、プルサーマルの導入状況、使用済MOX燃料の発生状況とその保管状況、再処理技術に関する研究開発の進捗状況等を踏まえながら、検討していくべき課題と認識している。