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答弁本文情報

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平成二十八年四月二十八日受領
答弁第二五三号

  内閣衆質一九〇第二五三号
  平成二十八年四月二十八日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員照屋寛徳君提出熊本地震支援にともなう米海兵隊MV22オスプレイ投入に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員照屋寛徳君提出熊本地震支援にともなう米海兵隊MV22オスプレイ投入に関する質問に対する答弁書



一について

 御指摘の安倍内閣総理大臣の発言は、平成二十八年熊本地震(以下「今回の地震」という。)の発生を受け、平成二十八年四月十七日午前、米側から米軍の航空機による輸送支援が可能であるとの連絡があり、同日午前、中谷防衛大臣より安倍内閣総理大臣に対し、その旨報告があったことを受けたものであるが、当該連絡においては、航空機の機種は特定されていなかった。
 当該報告を受け、安倍内閣総理大臣より、大変ありがたい申出であり、速やかに具体的な調整を行い、整い次第、直ちに実施に移すように中谷防衛大臣に指示したところである。

二について

 お尋ねの「保有する輸送機(輸送機として運用可能な多用途機を含む)」についての「充足状況」の定義が必ずしも明らかではないため、お答えすることは困難であるが、平成二十八年三月三十一日時点で、九州地方に所在する各自衛隊の部隊に配備されている輸送機及び陸上自衛隊の多用途機の機数は、固定翼機は零機及び回転翼機は約四十機であり、九州地方に所在しない各自衛隊の部隊に配備されている輸送機及び陸上自衛隊の多用途機の機数は、固定翼機は約四十機及び回転翼機は約二百三十機である。
 また、同年四月十七日時点で、今回の地震に係る災害派遣活動に従事していた自衛隊の航空機に関して、九州地方に所在する各自衛隊の部隊に配備されている輸送機及び陸上自衛隊の多用途機の機数は、固定翼機は零機及び回転翼機は二十三機であり、九州地方に所在しない各自衛隊の部隊に配備されている輸送機及び陸上自衛隊の多用途機の機数は、固定翼機は九機及び回転翼機は四十二機である。
 お尋ねの「その運用並びに充足状況」の意味するところが必ずしも明らかではないが、修理・点検中であったり、他の任務等に従事する航空機を除き、その時点において運用可能な自衛隊の航空機を最大限活用し、必要な災害派遣活動を行っていたものである。

三について

 米軍から派遣された垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)は、お尋ねの平成二十八年四月十八日から同月二十一日までの間、同月十八日に食料、水等約十トンを、同月十九日に食料、水等約九トンを、同月二十日に食料、水等約九トンを、それぞれ熊本県南阿蘇村へ輸送している。
 お尋ねの「その運用状況」の意味するところが必ずしも明らかではないが、MV二二の輸送支援により、被災地へのより迅速かつ効果的な物資の輸送ができたものと考えている。

四の@について

 今回の地震への対応に関し、MV二二は自衛隊員の輸送を実施していない。

四のAについて

 MV二二を含む米軍の航空機による輸送支援は平成二十八年四月二十四日に終結しており、現時点でMV二二を含む米軍の航空機の追加派遣の要請を改めて行う予定はない。



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