答弁本文情報
平成二十八年六月二日受領答弁第二九七号
内閣衆質一九〇第二九七号
平成二十八年六月二日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員河野正美君提出我が国の薬学分野の人材に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員河野正美君提出我が国の薬学分野の人材に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「我が国の薬学分野にどのような影響を与えていると考えているか」の意味するところが必ずしも明らかではないが、薬学部の卒業者は、病院や薬局の薬剤師のみならず、研究者や企業における医薬情報担当者など、薬学の基礎的知識を持って社会の様々な分野において多様な人材として活躍しているものと承知している。
御指摘の「合格率に差が生じている現状」については、教育の成果等様々な要因が影響しているものと考えられる。
お尋ねについては、一についてでお答えしたとおり、薬学部の卒業者は、現状でも薬学の基礎的知識を持って社会の様々な分野で活躍する多様な人材となっているものと承知しており、現時点では御指摘のような取組が必要とは考えていないが、引き続き、薬学部においては、学生が卒業後に専門知識を活用することができるよう、学生に対して進路に関する相談や情報提供等を行うことにより大学が学生を支援することが重要であると考えている。