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答弁本文情報

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平成三十年六月二十六日受領
答弁第三九三号

  内閣衆質一九六第三九三号
  平成三十年六月二十六日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員中谷一馬君提出原発ゼロ・再生可能エネルギーへの全面転換に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員中谷一馬君提出原発ゼロ・再生可能エネルギーへの全面転換に関する再質問に対する答弁書



一について

 先の答弁書(平成三十年六月十二日内閣衆質一九六第三四二号)七及び八についてでお答えしたとおり、各電源の発電コストについては、平成二十七年五月に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会長期エネルギー需給見通し小委員会発電コスト検証ワーキンググループが取りまとめた報告において試算を行っている。
 この中で、原子力発電の発電コストについてはキロワットアワー当たり十・一円以上、石炭火力発電の発電コストについてはキロワットアワー当たり十二・三円、一般水力発電の発電コストについてはキロワットアワー当たり十一・〇円等と試算している。
 この原子力発電の発電コストは、資本費(キロワットアワー当たり三・一円)、運転維持費(キロワットアワー当たり三・三円)、追加的安全対策費(キロワットアワー当たり〇・六円)、核燃料サイクル費用(キロワットアワー当たり一・五円)、立地対策や研究開発等に係る政策経費(キロワットアワー当たり一・三円)及び賠償や除染・中間貯蔵等に係る事故リスク対応費用(キロワットアワー当たり〇・三円以上)の各費目を算入したものである。
 また、当該試算に際しては、事故リスク対応費用が将来仮に増加した場合を想定した感度分析を行っており、当該感度分析によれば、事故リスク対応費用が一兆円増加した場合、発電コストはキロワットアワー当たり〇・〇四円上昇することになる。このような試算や感度分析を踏まえれば、原子力発電は低廉な電源である。



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