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答弁本文情報

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令和二年三月十七日受領
答弁第一〇二号

  内閣衆質二〇一第一〇二号
  令和二年三月十七日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員青山大人君提出新型コロナウイルス感染症の治療薬として期待されるアビガンに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員青山大人君提出新型コロナウイルス感染症の治療薬として期待されるアビガンに関する質問に対する答弁書


一について

 御指摘の「新型コロナウイルス感染症の治療の一環に用いる判断」の意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。なお、御指摘の「アビガン」とはアビガン錠二百ミリグラムを指すものと考えるが、アビガン錠二百ミリグラムについては、海外の研究機関等による細胞を用いた新型コロナウイルスの増殖を抑制する効果に係る試験において、アビガン錠二百ミリグラムの有効成分であるファビピラビルに新型コロナウイルスの増殖を抑制する効果があるとされたことから、令和元年度厚生労働科学研究費補助金による研究等において、患者に投与されたものと承知している。

二について

 お尋ねについては、疾病及び治療薬によって異なることから、現時点で予断をもってお答えすることは差し控えたい。

三について

 お尋ねについては、現時点で、新型コロナウイルス感染症に有効な治療薬が確認されていないことから、お答えすることは困難である。いずれにせよ、新型コロナウイルス感染症に対応した医療提供体制の整備に努めてまいりたい。

四について

 お尋ねについては、新型インフルエンザを対象とした使用方法で換算した場合、現時点で、アビガン錠二百ミリグラムを約二百万人分備蓄している。また、現時点で、アビガン錠二百ミリグラムの備蓄量を増やす予定はない。

五について

 御指摘の「治療に用いる予定」の意味するところが必ずしも明らかではないが、アビガン錠二百ミリグラムのほか、カレトラ配合錠及びremdesivirについて、令和元年度厚生労働科学研究費補助金による研究において、患者に投与されたものと承知している。今後、新型コロナウイルス感染症に有効な治療薬の開発に向けて、必要な対応を進めてまいりたい。

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