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答弁本文情報

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令和二年十二月八日受領
答弁第四四号

  内閣衆質二〇三第四四号
  令和二年十二月八日
内閣総理大臣 菅 義偉

       衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員前原誠司君提出イージス・アショア代替案に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員前原誠司君提出イージス・アショア代替案に関する質問に対する答弁書


一、三の1、四から六まで及び八について

 政府としては、現在、陸上配備型イージス・システム(以下「イージス・アショア」という。)の代替案について検討の途上であるため、お尋ねについてお答えすることは差し控えたい。

二及び七について

 イージス・アショアに搭載するレーダーの選定に当たっては、公正性及び公平性を担保しつつ、性能、費用等を踏まえて最適なレーダーを選ぶ観点から、米国国防省ミサイル防衛庁及びロッキード・マーティン社から提案のあったSPY−7(当該提案のあった当時においては、LMSSRと呼称していたもの)と同庁から提案のあったSPY−6について、それぞれ「基本性能」、「後方支援」、「経費」及び「納期」の四つの要素で分析した上で評価を実施し、その結果、総合的な評価がより高かったSPY−7を選定するに至ったものである。
 御指摘の「イージス武器システムソフトウェア・ベースライン9」については、SPY−7と併せて同庁及び同社から提案のあったものであり、SPY−7の選定に当たっては、当該「イージス武器システムソフトウェア・ベースライン9」の採用も含めて「基本性能」等の評価を行ったところである。防衛省においては、こうした評価の結果も踏まえ、当該「イージス武器システムソフトウェア・ベースライン9」を用いることでSPY−7について十分な性能を発揮させることが可能であると判断しているところであり、「一世代前のイージス武器システムソフトウェア・ベースライン9」との御指摘は当たらない。
 また、SPY−7のアンテナ本体、冷却装置及び電源装置については、一般輸入により調達することとしているところ、同庁及び同社からの提案においては、このことが前提とされていたものである。
 さらに、イージス・アショアに搭載するSPY−7は、LRDRと同様の技術を用いて製造されるものと承知している。
 なお、御指摘の「AESA用の窒化ガリウム」の製造元については承知していない。

三の2について

 御指摘の「武器システムソフトウェア・ベースライン9」については、SPY−7の運用期間中に必要が生じることがあれば、当該「武器システムソフトウェア・ベースライン9」を適宜更新することを想定している。

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