答弁本文情報
令和三年十二月二十一日受領答弁第一二号
内閣衆質二〇七第一二号
令和三年十二月二十一日
内閣総理大臣 岸田文雄
衆議院議長 細田博之 殿
衆議院議員阿部知子君提出厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」コラム欄の記載に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員阿部知子君提出厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」コラム欄の記載に関する質問に対する答弁書
一及び二について
政府としては、ワクチンの接種により誘導される血清中のIgG抗体は、多くの呼吸器ウイルス感染症の最初の感染の場となる鼻や咽頭等の上気道表面における分布が少ないことから、ウイルスによる感染を予防する効果はそれほど高くないものと認識している。一方で、下気道である肺においては、IgG抗体は血中から肺胞内ににじみ出すため、ウイルスによる肺炎等の疾病の重症化を予防する効果は一定程度保持しているものと認識している。
三について
御指摘の「二○二一年八月二十七日公開の森内浩幸氏による「『ワクチン接種後のブレークスルー感染』なぜワクチンと感染予防対策の両方が必要なのか」の記事」については、個人としての見解を述べたものであり、お尋ねの「この図の意図」及び「説明と図」の整合性について、政府としてお答えすることは差し控えたい。