答弁本文情報
令和六年六月二十八日受領答弁第一七五号
内閣衆質二一三第一七五号
令和六年六月二十八日
内閣総理大臣 岸田文雄
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員青山大人君提出登記・供託オンライン申請システムの障害に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員青山大人君提出登記・供託オンライン申請システムの障害に関する質問に対する答弁書
一について
登記・供託オンライン申請システム(以下「本システム」という。)において、令和五年度における一時間当たりの最多の申請件数は、二万六千六百七十件である。
二及び三について
お尋ねの障害発生時の申請件数や「来年度のピーク時の予測申請件数」を明らかにすることは、本システムのサービス提供を妨げる攻撃に悪用されるなど円滑なシステム運用に支障を及ぼすおそれがあるため、お答えすることは差し控えたい。
四について
お尋ねの「必要な対策」として、本システムの負荷が高くなった場合には、法務局及び地方法務局における本システムの操作を抑止する措置を講ずることとしているほか、本システムの運用に用いる機器の増強等の改修を行うこととしており、その準備に着手したところである。
また、対策の検討に当たっては、日本司法書士会連合会及び日本土地家屋調査士会連合会と必要な意見交換を行うこと等を通じ、本システムの代表的な利用者の意見を踏まえることについても検討してまいりたい。
五について
本システムに障害が発生した場合に本システムに代わるものとして利用する「業務代行システム」は既に整備済みであるところ、これまでに同システムを利用しなかったのは、発生したシステム障害の内容や状況等に応じて総合的に判断した結果である。
また、お尋ねの「法務局窓口対応基準」の具体的に意味するところが明らかではないため、その準備状況についてのお尋ねにお答えすることは困難であるが、同システムの利用に関するマニュアルについては既に作成し、各法務局及び地方法務局に備え付けられている。
六及び七について
お尋ねの「代替手段の確保」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、本システムに障害が発生した場合に本システムに代わるものとして利用することが予定されているシステムとしては、現時点では「業務代行システム」で十分であると考えている。