答弁本文情報
令和六年六月二十八日受領答弁第一八九号
内閣衆質二一三第一八九号
令和六年六月二十八日
内閣総理大臣 岸田文雄
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねについては、例えば、令和六年五月十日の記者会見において、上川外務大臣が「我が国は、先般のパレスチナが国連加盟に係る安保理決議案につきまして、パレスチナが国連加盟に係る要件を満たしているとの認識の下、中東和平の実現に向けて和平交渉を通じた、国家の樹立を促進する等の観点を含め、総合的に判断をし賛成しました。」と述べているとおりである。
二について
我が国としては、イスラエル・パレスチナ間の紛争については、イスラエルと将来の独立したパレスチナ国家が平和かつ安全に共存する二国家解決を支持しており、累次の国際連合安全保障理事会の決議、これまでの当事者間の合意等に基づき、当事者間の交渉により解決されるべきとの立場であり、その上で、お尋ねの「パレスチナの国家承認」については、例えば、令和六年六月十一日の記者会見において、上川外務大臣が「和平プロセスをいかに進展させるかといったことをも踏まえまして、引き続き総合的に検討してまいりたいと考えております。」と述べているとおりである。