答弁本文情報
令和六年十二月二十四日受領答弁第五七号
内閣衆質二一六第五七号
令和六年十二月二十四日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博の前売り券の販売状況と運営費収支に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博の前売り券の販売状況と運営費収支に関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の「前売り券販売」については、政府として、これまでは、企業及び団体に対する販売を念頭に置いた一定枚数以上の直接販売が中心であったが、今後は、令和七年に開催される国際博覧会(以下「博覧会」という。)の開幕が近づくにつれて、博覧会のパビリオンやイベントの内容に関する詳細な情報がより積極的に発表されていくことなどにより個人への販売が増加し、御指摘の「目標とする千四百万枚」に近づいていくものと想定している。
二について
御指摘の「前売り券販売目標の千四百万枚」を達成するためには、政府として、大阪府、大阪市及び公益社団法人二〇二五年日本国際博覧会協会(以下「博覧会協会」という。)と連携しながら、引き続き、博覧会の魅力や意義の発信、販路の拡大、紙のチケットの導入、チケットの購入の支援体制の充実など必要な取組を実施してまいりたい。
三について
御指摘の「答弁」については、博覧会の運営が博覧会協会において収支の均衡を保ちつつ行われるものと承知しており、また、仮に御指摘のように「赤字になる」場合においても、博覧会協会が適切に対応をするものと承知しているという趣旨で述べたものであり、現時点においてもこの考えに変更はない。
四について
御指摘の「運営費の赤字を適切に対応することはできない」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、政府としては、博覧会協会の定款第五十条に定められている「博覧会終了後の残務」には、博覧会に関する清算手続が含まれると考えている。