答弁本文情報
令和七年二月七日受領答弁第九号
内閣衆質二一七第九号
令和七年二月七日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 林 芳正
国務大臣 林 芳正
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員原口一博君提出九州新幹線西九州ルートの整備費負担に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員原口一博君提出九州新幹線西九州ルートの整備費負担に関する質問に対する答弁書
一の1について
お尋ねについては、令和元年八月五日に与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム九州新幹線(西九州ルート)検討委員会が取りまとめた「九州新幹線(西九州ルート)の整備のあり方等に関する基本方針」において、「フル規格については、建設費が大きいなどの課題はあるものの、時間短縮効果及び収支改善効果が大きく、全国的な新幹線ネットワークとしての整備効果が最大限発揮される方式である。(中略)新鳥栖〜武雄温泉間については・・・フル規格(複線)により整備することが適当と判断する」とされ、国土交通省としても、令和六年十一月十二日の記者会見において、中野国土交通大臣が述べているとおり、「フル規格で整備されれば、西九州地方と関西・中国地方が新幹線ネットワークで繋がっていくということで、観光やまちづくりなどに、多くの面で非常に大きな効果が現れる」と考えている。
一の2について
前段のお尋ねについては、お尋ねの「具体的な地元のメリット」については、御指摘の「整備費負担」と単純に比較できるものではないことから、お答えすることは困難であるが、いずれにせよ、一の1についてで述べたとおり、「観光やまちづくりなどに、多くの面で非常に大きな効果が現れる」と考えている。
後段のお尋ねについては、先の答弁書(令和六年二月十三日内閣衆質二一三第三五号。以下「前回答弁書」という。)二の1について、二の2及び3について並びに二の4についてでお答えしたとおりである。
二の1について
前段のお尋ねについては、御指摘の「佐賀県の言う千四百億円の負担」について、詳細を把握しておらず、お答えすることは困難である。
後段のお尋ねについては、政府として試算を行っていない。
二の2について
お尋ねの「整備効果と併せて考える」ことを含め、お尋ねの「整備費負担」に係る見直しについては、前回答弁書二の4についてでお答えしたとおりである。
二の3について
お尋ねについては、仮定の質問であり、お答えすることは困難である。