答弁本文情報
令和七年二月七日受領答弁第二一号
内閣衆質二一七第二一号
令和七年二月七日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 林 芳正
国務大臣 林 芳正
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員原口一博君提出佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイの配備に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員原口一博君提出佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイの配備に関する質問に対する答弁書
一について
輸送ティルト・ローター機V−二二(以下「V−二二」という。)は、あくまで自衛隊員、装備品等の輸送を主として担う輸送機であるところ、先の質問主意書(令和六年十一月二十八日提出質問第二二号)一で御指摘の「ドローンを始めとする新技術の台頭」に対してV−二二によって「対抗」することの意味するところが必ずしも明らかではないことから、先の答弁書(令和六年十二月十日内閣衆質二一六第二二号。以下「前回答弁書」という。)一についてにおいて、「「オスプレイによって対抗できるのかという懸念」の意味するところが必ずしも明らかではない」とお答えしたものである。
二について
お尋ねの「佐賀駐屯地の維持管理費」については、前回答弁書二についてでお答えしたとおり、「維持管理費」の具体的な範囲が必ずしも明らかではないが、一般的に、施設に係る修繕等の維持管理に要する経費は、運用開始後に、施設の劣化状況に応じた修繕等の計画を踏まえ算定していくことから、駐屯地の整備を開始した時点においては当該経費について算定したものはなく、「無責任な計画が策定されている」との御指摘は当たらない。
一方、防衛省としては、喫緊の課題である島嶼防衛に係る能力の構築のため、早期に佐賀駐屯地(仮称)を開設する必要があり、陸上自衛隊のV−二二の移駐に必要な施設を令和七年六月末までに完成させる計画として進めている。
三及び四について
御指摘の「佐賀駐屯地整備」に当たっては、工事区域からの排水に際し、水素イオン濃度が低い場合には中和処理し、同濃度等を確認した上でこれを行っていることから、前回答弁書三についてにおいて、「石灰の使用が有明海のノリ養殖に影響を与えることはないと考えている」及び「「石灰の流出・・・」は確認されていない」とお答えしたものである。
五について
個々の報道を前提としたお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたい。