答弁本文情報
令和七年六月十七日受領答弁第二三二号
内閣衆質二一七第二三二号
令和七年六月十七日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 林 芳正
国務大臣 林 芳正
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員岡本充功君提出コメの流通に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員岡本充功君提出コメの流通に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「上場企業以外のコメの卸業者の営業利益や売上高」については、把握していない。
二について
御指摘の「「今回のことは、イレギュラーなこと」と答弁し」たことについては、米穀の五キログラム当たりの販売価格が、昨年に比べ約二倍となっている状況を述べたものであり、お尋ねの「その認識」に変わりはない。
三について
令和七年三月十日から同月十二日までの第一回の入札、同月二十六日から同月二十八日までの第二回の入札及び同年四月二十三日から同月二十五日までの第三回の入札により御指摘の「売渡しを行った」三十一万トンの「政府備蓄米」のうち、同年五月二十五日までに「小売に売り渡された数量」は三万九千九百トンである。また、「なぜ全量が二か月経っても売り渡されなかったのか」とのお尋ねについては、関係者からの聞き取りによれば、精米を行う能力や米穀の保管能力に限界がある等の事情があると承知しているが、政府としては、「政府備蓄米」の市場への供給の早急な拡大を集荷業者等に文書で要請し、その大部分を買い入れた全国農業協同組合連合会に対し、卸売業者への販売を前倒しして行うよう対面で強く要請したところである。
四について
御指摘の「米価高騰の原因」については、「米の安定供給等実現関係閣僚会議」において、御指摘の「流通の目詰まり」であったかどうかも含め、検証を行っていく考えである。