答弁本文情報
令和七年六月二十日受領答弁第二四六号
内閣衆質二一七第二四六号
令和七年六月二十日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員鈴木庸介君提出尖閣諸島周辺海域における海洋資源開発に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木庸介君提出尖閣諸島周辺海域における海洋資源開発に関する質問に対する答弁書
一から三までについて
お尋ねの「尖閣諸島周辺海域」の具体的な範囲並びに「新たな原油等資源調査」、「海洋鉱物資源調査」及び「国有財産の有効な活用及び安定的な資源供給の観点から」の「開発」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではなく、お答えすることは困難であるが、我が国周辺の海域における石油、金属鉱物等の探鉱等については、例えば、石油・天然ガスについては、経済産業省において、「海洋基本計画」(令和五年四月二十八日閣議決定)に基づき、「日本周辺の海域における石油・天然ガスの探鉱活動及びCCSの適地開発を推進するため、引き続き、三次元物理探査船等を使用した国主導での探査(令和十年度までにおおむね五万平方キロメートル/十年)を機動的に実施する」こととしており、また、海洋鉱物資源については、同省などの関係府省において、「エネルギー基本計画」(令和七年二月十八日閣議決定)に基づき、「我が国の領海・排他的経済水域等に賦存する国産海洋鉱物資源である金銀銅等が含まれる海底熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、レアアース泥については、引き続き国際情勢をにらみつつ、採鉱・揚鉱、選鉱・製錬技術の確立、資源量調査、環境影響把握等の取組を進めていく」こととしており、引き続き、これらの取組を推進してまいりたい。