質問本文情報
昭和二十四年十一月十七日提出質問第五三号
東京水産大学松生義※(注)学長に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十四年十一月十七日
提出者 今野武雄
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
東京水産大学松生義※(注)学長に関する質問主意書
東京水産大学松生義※(注)学長は東京水産講習所の「楽水会誌」昭和八年、二十八卷下に「独乙だより」を掲載して、ナチスの焚書を礼讃し、日本でもこれを行うように述べている。
一 政府は、このような思想の持主が国立大学の学長として適任と考えるか。
二 若し適任と考えるならば、その理由は如何。
三 若し、不適任と考えるならば、政府はいかなる措置をとるか。
四 同大学の庄司助教授は、松生学長により、自分の教育方針にあわないとの理由で、林野庁に転任の上、かく首されたが、このような学長の「教育方針にあわない」ことこそ、新しい教育の担当者としてふさわしいことではないか。政府の見解如何。
右質問する。