質問本文情報
昭和二十五年三月四日提出質問第七二号
入院患者附添婦に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年三月四日
提出者 渡部義※(注)
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
入院患者附添婦に関する質問主意書
山梨県日下部町七日市場的場末作氏方相馬保氏(未復員者給與法による)は、昨年九月東京第二病院より甲府原病院に転送された。彼は神経系統が惡く、転送後も病気は惡化する一方で、病院側でも附添を必要とみなしたが、孤独にて附添してくれる者もなく、医療券にて附添をつけることを要求したが、厚生省より認可がないということと、村の財政の行き詰りとの理由で、発行を断わられた。しかるに病院側は身動きのできぬ患者を、附添婦ができるまでとして強制退院させた。
この事柄につき、次の点を回答されたい。
2 認可決定の来るまでの間、かかる重病人はいかに取扱うべきか。
3 強制退所させたことについての厚生省としての見解如何。
4 この病人に対する措置はいかにすべきと思うか。
右質問する。