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昭和二十七年二月十二日提出質問第八号
旅客列車改善に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十七年二月十二日
提出者 高田弥市
衆議院議長 林 讓治 殿
旅客列車改善に関する質問主意書
政府において、最近旅客列車の整備改善、旅客へのサービス等を改善せられつつあることは、誠に喜びに堪えない。しかるに未だ未開発の東北、北海道方面に対しては、差別的待遇の傾向にあることは遺憾に堪えないところである。
一例を挙げれば、東海道線は、一等車その他裝備の改善せられた客車が配車せられ、列車発車数もきわめて多いのに反し、東北、北海道の主要路線たる東北本線、常磐線には、一等車の配車なく、また車の裝備も貧弱、列車発着数も不足であると不満の声を聞くところである。
政府においては、未開発の東北、北海道方面の開発のため、東北本線、常磐線の列車の増発、良好なる裝備を有する客車の配置転換等すべきであると思うが、政府の見解如何。
右質問する。