昭和二十七年二月十二日提出
質問第一二号
荒川放水路上の橋の建設計画に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十七年二月十二日
提出者 天野公義
衆議院議長 林 讓治 殿
荒川放水路上の橋の建設計画に関する質問主意書
現在荒川放水路上にかかつている橋は江北、西新井、千住新橋、堀切、四ッ木、小松川、葛西の諸橋であるが、このうち小松川と千住新橋、葛西及び建設中の四ッ木橋を除いた江北、西新井、堀切の三橋はまつたく壽命が来ているものと考えられる。千住新橋においても相当の狂いが出ているのである。これらの橋は建設当時と異り、附近に数十万の人口を擁し、交通量の多いこと驚異的なものがある。しかも重量物を積んだトラツク及び大型バスの交叉する場合橋に余裕は殆どなく非常に危險であり、しばしば事故も生じている。政府は、東京都が道路管理者であるとして放置しておくことなく、これが建設、改築計画を速やかに樹立させ、その実行を期さねばならぬと考えるが、政府の見解如何。
右質問する。