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昭和二十八年七月七日提出質問第二三号
国鉄豊橋駅西方城海津こ線橋新設に伴う石塚、城海津、大山塚の踏切閉鎖に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十八年七月七日
提出者 八木一※(注)
衆議院議長 堤 康次※(注) 殿
国鉄豊橋駅西方城海津こ線橋新設に伴う石塚、城海津、大山塚の踏切閉鎖に関する質問主意書
国鉄は、豊橋駅西方の城海津踏切にこ線橋を新設し、石塚、城海津、大山塚の踏切閉鎖を声明、石塚、城海津の両踏切を閉鎖し残る大山塚踏切も十五万市民の閉鎖反対、市当局の懇請にもかかわらず近く閉鎖しようとしている。
城海津こ線橋は、同踏切の交通緩和と事故防止の目的から昭和二十五年国鉄に建設方を要請した。当時国鉄は、建設費八千五百万円のうち一千五百万円を支出し、代償として石塚外三つの踏切閉鎖を主張した。市当局は、市民の犠牲が余りにも大きいが、こ線橋を建設したい一念から確認しゆん工をみたものである。
最近佐久間の電源開発に要する建設資材輸送のため、大山塚をはじめ同こ線橋以東の二つの踏切をも閉鎖しようと計画されている。もしこれが実現すれば、豊橋市における市街地の踏切は皆無となり、東西両市の連絡は両断され、豊橋市は鉄道により市の発展を妨げる結果となるが、政府の見解と関係当局の措置如何。
一 関係当局は事情を調査し、大山塚をはじめ二つの踏切を存置するか。もし閉鎖するがごとき事態が生じた場合、これにかわる地下道を設け被害を最少限度にとどめるよう市当局と対策を講ぜられるや。
一 佐久間の電源開発に要する建設資材輸送のため大山塚をはじめ同こ線橋以東の二つの踏切を閉鎖するや。
右質問する。