衆議院

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昭和五十九年八月一日提出
質問第三八号

 財政、経済に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和五十九年八月一日

提出者  稲葉誠一

          衆議院議長 (注)永健司 殿




財政、経済に関する質問主意書


一 現状について
 1 現在の日本財政を「財政危機」と認識するか。
 2 認識しているとすれば、どんな現象を指していうのか。
 3 右のことはいつから始まつたと考えられるか。
 4 始まつた経緯について
   それは財界の要望を含めて始まつたものではないか。
二 対策について
 1 昭和六十五年度赤字国債脱却は、一応の目途と称すべきものか。
 2 国債発行は、今までの経済発展に大きな役割を果たし、その結果、国民総生産、国民所得、税収も大幅に伸び、国民貯蓄率も非常に高く、利払いほとんど国民経済に還元されるので、国債を増発しても、拡大しつつある経済を軌道にのせるべきではないか。
 3 日本の潜在成長率は高いが、その理由及びこの活用の方法について、現在どのような方策がとられているか。また、明年度いかなる方策をとるか。
 4 四兆円規模の景気浮揚に役立つ大型所得税減税を実施すべきではないか。
 5 税収の伸びについて
   これは国債発行に伴う景気拡大も一つの原因になつているのではないか。
   過去十年間における伸び率からみて、今後税収の伸びは毎年九%は見込めるのではないか。
 6 昭和五十九年度自然増収はどのくらい見込めるか。
   昭和六十年度予算において、弾性値を一・一と見た場合と一・二とみた場合の税収入の差はおよそどのくらいになるか。また、一・一と一・二とみる各々の根拠はどのようなもので、政府はいかに考えるか。
   また、この数字は政策的意図を加味して考えることも可能か。
三 国会で否定された税制について
 1 本国会等において、中曽根総理、竹下大蔵大臣の答弁により否定された税制について、答弁日時、内容を明らかにして説明されたい。
 2 右否定された税制と同じ又は類似のものは外国法制ではどんなものか。
   同じは何、類似は何と分けて説明し、類似点はその内容を条文、制度と対比し説明されたい。
四 円安について
 1 現在の円安の原因についてどう考えるか。
 2 これは一時的なものか、将来どうなると思料するか。
 3 適正な円相場はどのくらいと思料するか。そのための諸対策について説明されたい。
 4 日本経済にとつて、円安の長期化のもたらす影響について説明されたい。
 5 「ドル高に必ず転機がくる」との見方についてどう考えるか。
五 経済について
 1 日本において消費者物価が安定している原因について、どのような理解が正しいか。
   米・英・西独・仏の動向とその各々の国の騰貴の理由は何か。
   また、それらの国も政策いかんによつて消費者物価の騰貴を招かずにすんだのか。その政策はいかなるものであればよかつたのか。
 2 卸売物価と消費者物価との相互影響関係、また、その時価的ズレについて述べられたい。
 3 昭和五十九年度に実施されている又は今後実施されるべき公共料金の値上げが消費者物価を一%押し上げるという読みについて、その内容等を詳細に述べられたい。
 4 「公共投資」の景気に及ばす影響力については種々の見解があるが、妥当と思う見解について、抽象的でなく日本経済の置かれている現況を参照しつつ御教示願いたい。
   これからの公共投資の重点は今後どの部門に指向されるか。

 右質問する。



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