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平成四年一月二十四日提出
質問第一号

国立大学・大学院の研究環境及び教授等の待遇に関する質問主意書

提出者  平田米男




国立大学・大学院の研究環境及び教授等の待遇に関する質問主意書


 近年の学術研究の進展や社会経済の変化に伴い、国立大学・大学院の研究環境の充実がますます重要になってきています。
 しかるに、わが国の大学・大学院の研究環境は、施設の老朽化、狭隘化、そして研究費の貧しさなど、第二の大学荒廃が叫ばれています。まさに大学が主たる担い手である基礎研究の危機と言わざるを得ません。大学院における研究者養成と研究の高度化に対応するためにも、世界に通じる魅力ある研究環境に改善することが急務となっています。
 したがって、大学・大学院の研究環境を充実されるに当たり、次の事項について質問します。

一 わが国の基礎研究について、現状認識とわが国の将来の発展のための位置付けについて考えを明らかにされたい。また、基礎研究における国立大学・大学院の役割についての考えを明らかにされたい。
二 研究者は、国立大学・大学院の研究室の老朽化、狭隘化にはなはだ困窮をしています。国立大学協会のアンケートでも、少なくとも現在の二倍の広さを求めています。こうした研究環境の現状をどう認識されているのか、併せて研究室拡大の要望に対してどのように改善していくのかお答えいただきたい。
三 国立大学・大学院のきわめて低額な校費・旅費などの大幅増額が必要であります。現在の状況認識と改善策を明らかにされたい。
四 民間と比較して、教授など国立大学・大学院の研究者の待遇が劣悪な状況におかれたままであります。大幅な改善が必要と思いますが、具体的な改善策を明らかにされたい。
五 国立大学・大学院の施設整備を「公共事業」として対応すべきと思いますが、その考えをお示し願いたい。また、不可能であればその理由を明らかにされたい。
六 昭和六十二年四月、日本学術会議から大学等における学術研究費については、一般の予算要求のシーリングの別枠とし、五年間の倍増計画(毎年十五パーセント増加)を策定する措置を採るよう要望されています。この要望に対する考えと今後の具体的対応を示されたい。
七 国立大学・大学院の研究活動等充実発展を図るため、各大学・大学院に「支援財団」をつくる考えはないか。そして、その財団へ民間は勿論、地方公共団体からも寄附ができるようにすべきではないか。また、財団への寄附については特別の税制上の優遇策を導入すべきであると考えるが、併せてお答えいただきたい。

 右質問する。



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