答弁本文情報
昭和二十二年七月十四日答辯第二號
(質問の 二)
内閣衆甲第七五号
昭和二十二年七月十四日
内閣総理大臣 片山 哲
衆議院議長 松岡駒吉 殿
衆議院議員原健三※(注)君提出淡路島の電氣供給確保に関する質問に対し別紙答弁書を送付する。
衆議院議員原健三※(注)君提出淡路島の電氣供給確保に関する質問に対する答弁書
明石、岩屋間の海底ケーブルは、製造者古河電氣工業株式会社に対し所要の期日に製作を完了するよう商工省当局として極力斡旋督励した結果、ほゞ予定の通り昭和二十二年四月末同社横濱工場で全亘長二万米の完成を見たので、直ちに布設船につみ込み六月十日迄に現地において敷設竣工せしめる予定であつたが、たまたまケーブル敷設水域の機雷に対する掃海作業が未了であつて、これが掃海作業を依※(注)中の所、関係方面の諒解を得ることが困難であつたため工事の遅延を來した次第である。しかし政府は万難を排して問題の打開に努力する決意で、目下の見込では七月中旬から下旬にかけて掃海を行い得る予定であるから、八月中旬には海底ケーブの敷設を完了させることができる見込である。