答弁本文情報
昭和二十四年十一月十五日答弁第二〇号
(質問の 二〇)
内閣衆甲第八一号
昭和二十四年十一月十五日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員田中堯※(注)君提出果実の国鉄運賃等級等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員田中堯※(注)君提出果物の国鉄運賃等級等に関する質問に対する答弁書
一 現行等級制度では、かさ高貨物(軽量品)に対しては重量貨物に較べて車扱の場合は等級を引下げている。
りんご、みかん等と、びわ、ぶどうの等級が異なるのはこのかさ高の関係からであるから改正するつもりはない。
二 現行賃率は、わが国の地理的関係を考慮して次のような遠距離逓減を行つているので、これ以上逓減率を強化することは考えられない。
最初の賃率地帶(一〇粁)の賃率を一〇〇とすると
三 列車指定制度は、鉄道輸送力と密接な関係があるので、輸送力の実情に応じて列車指定料金は考慮したい。
四 鉄道運賃の引上げに伴つて値上げはしない。
右答弁する。