答弁本文情報
昭和二十五年三月二十八日受領答弁第八九号
(質問の 八九)
内閣衆質第七八号
昭和二十五年三月二十八日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員長谷川四※(注)君提出輸出滯貨絹、人絹織物の国内放出措置に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員長谷川四※(注)君提出輸出滯貨絹、人絹織物の国内放出措置に関する質問に対する答弁書
纎維貿易公団保有の絹織物千余万ヤール及び人絹織物二千四百余万ヤールの処分に関しては、これを急激に放出する場合は国内生産者を圧迫するのみならず輸出を阻害することも大なるものがあるので、次の如き方法によりこれが処分を行うことに決定し、その旨新聞発表をなした。
すなわち今後における纎維貿易公団の纎維製品の放出については、最低生産コストを勘案した最低放出価格を嚴守し、この価格以上で公団から買取を希望するものについては、入札又は随意契約により随時販売する方針をとることにした。
右答弁する。