答弁本文情報
昭和二十九年三月二日受領答弁第九号
(質問の 九)
内閣衆質第九号
昭和二十九年三月二日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 堤 康次※(注) 殿
衆議院議員中村高一君提出調布飛行場使用に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員中村高一君提出調布飛行場使用に関する質問に対する答弁書
一 調布飛行場の返還については、昨年十月以来数次にわたり日米合同委員会空港利用特別委員会において検討されているがいまだ結論が出ていない。
二 調布飛行場を返還された場合政府としては民間航空飛行場として利用することの可否につき検討中であるが保安隊飛行場として使用する計画はない。
三 飛行場として使用される場合の周辺諸施設に与える各種の障害については、政府としても慎重に検討を進めている。
特に天文台の観測業務に対する影響については、目下科学技術行政協議会において技術的な検討を行つているがいまだ結論に達していない。
右答弁する。