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答弁本文情報

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昭和三十年七月十五日受領
答弁第二二号
(質問の 二二)

  内閣衆質第二二号
    昭和三十年七月十五日
内閣総理大臣 鳩山一(注)

         衆議院議長 (注)谷秀次 殿

衆議院議員森本(注)君提出国鉄サービス改善※再に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員森本(注)君提出国鉄サービス改善※再に関する質問に対する答弁書



一 土讃線電化については、その必要を認めておりますが、現在東海道本線等重要幹線の電化を進めておりますので、国鉄の予算事情からみまして、只今のところ電化の具体的な計画は立て得ない状態にある。なお、デーゼル機関車の運転については、目下北陸線の一部に実施中でありますが、その性能、価格等について電化計画とにらみ合せの上どの程度に採用するか研究を要する問題がありますので、土讃線についても、今後充分考慮研究いたしたいと考える。

二 新線の建設は、目下二十三線を工事中でありまして、この工事費が非常に圧縮されて、本年度も三十億円となつておりますために、当初の計画を大幅に変更するの余儀なき状況に立ちいたつている。
  従いまして、目下の予算事情からみますと、二十三線の建設になお相当の年月を要しますので、ここ当分新しい線の建設を追加することは困難かと思われますが、建設費の政府出資等特別の措置がとられます際は、鉄道建設審議会にお諮りして、進めたいと考えている。

 右答弁する。




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