答弁本文情報
昭和四十年八月十日受領答弁第二号
(質問の 二)
内閣衆質四九第二号
昭和四十年八月十日
内閣総理大臣 佐藤榮作
衆議院議長 ※(注)田 中 殿
衆議院議員鈴木一君提出エネルギー政策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木一君提出エネルギー政策に関する質問に対する答弁書
政府としては、エネルギーの低廉かつ安定的な供給については、種々努力を払つている。
わが国エネルギー供給の大宗をしめる石油の低廉かつ安定的な供給を図るため、国内および海外原油の開発の促進を図つてきた。すなわち、
(1) 海外原油の開発については、石油資源開発(株)に出資を行ない、その積極的な促進を図つてきており、海外開発原油の引取りについても行政指導によりその円滑化を図つてきた。
(2) 国産原油開発については、石油資源開発(株)を設立するとともに石油鉱業合理化計画を策定し、国内石油資源の計画的かつ合理的な開発に努めており、またその引取りを円滑化するため関税還付制度を設けている。
(3) エネルギーの低廉かつ安定的な供給に関し御質問の趣旨については、今後慎重な検討を行なつた上、政府の結論を出したいと考えている。
右答弁する。