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答弁本文情報

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昭和五十二年五月四日受領
答弁第二〇号
(質問の 二〇)

  内閣衆質八〇第二〇号
    昭和五十二年五月四日
内閣総理大臣 福田赳夫

         衆議院議長 保利 茂 殿

衆議院議員古川雅司君提出繊維染料インジゴの供給確保に係る国の助成に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員古川雅司君提出繊維染料インジゴの供給確保に係る国の助成に関する質問に対する答弁書



 インジゴの生産は、現在、三井東圧化学株式会社一社により行われており、同社のインジゴの生産能力は月産約六十トンである。昭和四十六年頃までのインジゴの需要の大部分は、ゆかた、絣、剣道衣、のれん等の特殊な用途に限られており、生産能力は大幅な過剰状態にあつた。しかしながら、ここ数年来のジーンズ需要の増大の結果、その染色に使用されるインジゴの需給は、最近ややひつ迫気味に推移しており、需要業界の一部にはインジゴの入手難を訴える声もある。
 なお、輸入については何ら制限は行われておらず、また、通商産業省において染色業界へのインジゴの配分割当てを行つているという事実はない。

一について

 インジゴの需給の将来見通しについては、インジゴ需要の大部分を占めるジーンズの国内需要がほぼ一巡し、従来のようなテンポでの拡大は見込まれないとの見方が多いこと、また、輸入も着実に増加傾向にあること等から今後均衡に向かうものと思われる。

二について

 現在のところ新規設備投資の計画については聞いていない。

三について

 今後、新規設備投資計画が具体化した場合には、政府としても、内容を聴取した上で、必要に応じその実現を図るべく努力してまいる所存である。

四について

 一についてで述べたとおり、インジゴの需給は今後均衡に向かうものと思われるが、需要業界の一部には、現在その入手難を訴える声があることから、政府としては需給の安定を図るため、三井東圧化学株式会社に対し、最大限の供給確保につき努力するよう、引き続き要請してまいる所存である。

 右答弁する。




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