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答弁本文情報

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昭和六十二年十二月十八日受領
答弁第三号

  内閣衆質一一一第三号
    昭和六十二年十二月十八日
内閣総理大臣 竹下 登

         衆議院議長 原 健三郎 殿

衆議院議員沢藤礼次郎君提出岩手県南部地域(宮城県北隣接地域)の道路網整備に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員沢藤礼次郎君提出岩手県南部地域(宮城県北隣接地域)の道路網整備に関する質問に対する答弁書



一について

 道路は、多極分散型国土の形成、地域社会の活性化を図る上で根幹となる公共施設であり、地域の現状、開発の動向等に即し、計画的な整備の推進に努めているところである。
 岩手県南、宮城県北にまたがる地域においては、南北方向の三陸縦貫自動車道等、東西方向の一般国道二百八十四号、三百九十七号等を骨格とする道路網について、その整備を推進しているところである。
 今後とも、所要財源の確保に努め、体系的な道路整備を推進し、均衡ある地域の発展を図つてまいりたい。

二について

 県道一関大東線は、一関市中央二丁目から大東町摺沢に至る路線であり、一関市相川字外大久保から東山町松川字滝ノ沢に至る区間については、昭和四十二年に一次改築が完了している。今後の整備については、岩手県において、県全体の道路網の整備計画の中で検討していくと聞いている。

三について

 県道江刺千厩東和線は、江刺市岩谷堂から宮城県東和町米川に至る路線であり、千厩町西中沢地内から宮田橋に至る区間については、現在道路管理者である岩手県において鋭意整備を進めているところである。

四について

 一般国道二百八十四号は、陸前高田市から一関市に至る路線である。千厩町東小田から川崎村砂子田に至る区間については、昭和六十一年度から川崎村砂子田工区について鋭意事業を進めているところであり、昭和六十年代半ばの供用を目途に今後とも事業の促進に努めてまいりたい。

五について

 宮城県気仙沼市から岩手県室根村、藤沢町及び花泉町を経て、東北縦貫自動車道若柳金成インターチェンジに至る路線のうち、県道藤沢津谷川線については、未改良区間である室根村竹野下地区で、現在道路管理者である岩手県において鋭意整備を進めているところである。

六について

 県道大船渡綾里三陸線は、大船渡市猪川町から三陸町越喜来に至る路線であり、清水から合足に至る区間については、現在道路管理者である岩手県においてトンネル区間を主体に鋭意整備を進めているところである。

七について

 一般国道三百九十七号は、大船渡市から秋田県平鹿郡十文字町に至る路線であり、種山トンネルについては、昭和六十年度から鋭意事業を進めているところである。
 種山トンネルを含むバイパス区間については、昭和六十年代後半の供用を目途に今後とも事業の促進に努めてまいりたい。

八について

 一般国道四十五号大船渡南バイパスについては、現在鋭意調査を進めているところであり、早期に事業化が図られるよう努めてまいりたい。
 三陸局部改良事業については、現在新三陸トンネルについて鋭意事業を進めているところであり、昭和六十年代半ばの供用を目途に今後とも事業の推進に努めてまいりたい。





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