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平成十三年六月十八日提出
質問第一〇二号

中城湾港泡瀬地区開発事業に関する質問主意書

提出者  東門美津子




中城湾港泡瀬地区開発事業に関する質問主意書


 中城湾港新港地区の浚渫工事に伴う泡瀬干潟埋め立て事業が進められようとしている。しかし、中城湾港開発事業全体の事業目的、需要、採算性等に関して疑問視する声もある。また、昨今、自然界における干潟の重要性が広く知られ、その価値が再認識されているが、泡瀬干潟の埋め立てによる環境への影響についてまだ不確定な点が明らかにされていない。よって、以下質問する。

1 中城湾港事業計画策定時における港湾の需要予測と実績について、需要予測値と最新の実績値(入港隻数、取り扱い貨物量・額、入港船舶の規模、搬入元・搬出先、主要定期航路等)を明らかにされたい。また、中城湾港の使用実績と需要予測に乖離がある場合に、その理由を明らかにされたい。
2 中城湾港の航路浚渫の必要性及び緊急性を具体的に示されたい。
3 中城湾港の浚渫土砂処分事業としての目的がなければ、泡瀬地区埋め立て事業の推進は困難になるのか。
4 中城湾港泡瀬地区埋立事業の埋立着工予定日を明らかにされたい。
5 環境省は、全国千五百の干潟すべての形状や大きさを把握し、主要な干潟を現地調査しながら、民間の調査内容も積極的に取り込み、五年がかりでデータベース化を進める計画に取り組んでいると聞くが、沖縄本島においてシギ・チドリ類など渡り性水鳥の最大の飛来地となっている泡瀬干潟について、政府はどのように認識しているのかを明らかにされたい。また、現在進められている調査の進捗状況と今後の保全対策を具体的に示されたい。
6 琉球列島は重要な渡り鳥フライウェイとなっている。なかでも泡瀬干潟は、埋め立て開発が進む本島中南部において奇跡的に残った干潟であり、渡り鳥の飛来数で沖縄最大規模、ムナグロについては国内最大の越冬地になっている。フライウェイ保全の観点から、沖縄本島の湿地保全に政府はどのように取り組んでいるか。
7 川口環境大臣は、泡瀬干潟の件で、オーストラリア連邦環境通産省のロバート・ヒル大臣から書簡を受け取ったと承知しているが、こうしたオーストラリア環境通産省の泡瀬干潟埋め立てに対する高い関心に対する政府の認識を明らかにされたい。
8 二〇〇〇年十月の国際渡り性水鳥ワークショップ沖縄で再確認された「新しいアジア・太平洋渡り性水鳥保全戦略2001〜2005」の実現に向けては、どのような取り組みがなされているか。
9 事業者の沖縄総合事務局は、泡瀬干潟の埋め立てに伴う環境保全策として、熱心に藻場移植に取り組んでいる。移植実験については、環境影響評価の中で「専門家の助言を得ながら行っており、移植は十分可能」との判断が示されているが、この専門家の研究実績など具体的に示され、専門家の助言の妥当性を示されたい。専門家が複数であれば、そのすべてを明らかにされたい。
10 最終的に「移植が可能」であると判断したのは専門家なのか、事業者なのかを明らかにされたい。
11 泡瀬干潟では、環境省レッドリストによって絶滅危惧T種に指定されたクビレミドロの生息が確認されている。第二回中城湾港泡瀬地区環境監視委員会の中で、同種の移植実験が失敗し、移植が困難であることが明らかになっているが、絶滅危惧種の保護と生息環境の保全に今後どう取り組むのか、また泡瀬地区埋め立ての影響に対する政府の認識を明らかにされたい。

 右質問する。



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