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平成十三年六月二十七日提出
質問第一一五号

石狩川及び千歳川の治水対策に関する質問主意書

提出者  児玉健次




石狩川及び千歳川の治水対策に関する質問主意書


 一九八一年八月の石狩川及び千歳川の大洪水、氾濫の後、北海道開発局(当時)がとりまとめた「千歳川放水路計画」は一九九九年七月に正式に中止となった。この放水路計画は工期二十年、掘り出される土砂の量一億八千万立方メートル、必要経費は約四八〇〇億円以上という大規模なものであった。石狩川・千歳川の治水対策強化を、地方自治体や多くの関係者、関係団体との合意形成をはかりつつすすめることが緊急の課題となっている。
 よって、次の事項について質問する。

一 石狩川及び千歳川の治水対策のあり方について
 石狩川は過去一〇〇年繰り返された改修の結果、その流路は結果として五〇%も短縮されている。国土交通省河川審議会計画部会は中間答申「流域での対応を含む効果的な治水の在り方について」(二〇〇〇年十二月十九日)をとりまとめ、これまでの「雨水を川に集めて早く流す」河川改修対策を転換し、地域毎の流域対策などの新しい方策を導入し、地域が有している保水機能の保全等、地域の選択肢を増やし、地域と河川の特性にマッチしたより効果的な治水対策を実施するとした。これらの趣旨を石狩川及び千歳川治水対策においてどのように生かすのか、政府の見解を伺いたい。また、その方策を石狩川、千歳川のそれぞれについてどのようにもりこむのか具体的にしめされたい。
二 計画高水流量の見直しについて
 石狩川の洪水時の計画高水流量は石狩大橋において一万八〇〇〇dとなっている。河川審議会の中間答申「流域での対応を含む効果的な治水の在り方について」の趣旨を生かすとすれば、この石狩川洪水時における計画高水流量は見直しが求められなければならないと考えるが、どうか。
 北海道と北海道開発局が共同で設置した「千歳川流域治水対策全体検討委員会」の席上、「開発局が設定している一万八〇〇〇dという数字が過大な計画である」という意見が出されたと聞くが、政府は計画高水流量についての見直しについてどのように考えているのか、明らかにされたい。
 また、北海道開発局は「検討委員会」に五案を提示したとされている。五案それぞれの、概要と委員会でだされた意見についてそれぞれ明らかにされたい。あわせて新しい案を検討することとしているが、検討課題を具体的にしめされたい。
三 石狩川の治水対策について

 1 江別市から上流地域における石狩川本流の外水用遊水地、遊水池の建設促進は急務の課題である。具体的な計画をしめされたい。
 2 石狩川の浚渫と河川の改修、整備計画について、水害防備林の整備など現在行なわれている事業計画及び進捗状況、今後の計画を明らかにされたい。
 3 江別市から上流の中小河川の改修促進、排水機場の整備拡充、排水機場の増設計画などについて明らかにされたい。
 4 千歳川との合流点から下流の石狩川治水対策について、現在建設中のJR「学園都市線」の鉄橋が完工した後の河川の浚渫計画、その終了年次、水位低下の予測を明らかにされたい。
 5 千歳川との合流点から下流地域の中小河川の改修促進や排水機場の整備拡充、新たな排水機場の増設計画などについて明らかにされたい。

四 千歳川流域の治水対策について

 1 千歳川堤防の嵩上げ、堤防強化、及び河床の浚渫の進捗状況と今後の計画について明らかにされたい。また現在の千歳川の流量と、整備後の流量について、またそれによる水位の低下の予測を明示されたい。
 2 長沼町の排水路の改修計画や排水機場の整備拡充、新たな排水機場の増設計画について明らかにされたい。
 3 千歳川流域の外水用遊水地、遊水池の既存の箇所、現在計画中の箇所、今後の計画について明らかにされたい。

五 二十年にわたった「千歳川放水路計画」が白紙にもどり、新たな計画策定のために「千歳川流域治水対策全体計画検討会議」が開催されている。今後の合意形成に向けて政府はどのような努力をするのか明らかにされたい。

 右質問する。



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