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平成十八年六月十四日提出
質問第三五一号

「赤い勝負服」並びに「赤い××(ナイショ)」が外交に与えた影響に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




「赤い勝負服」並びに「赤い××(ナイショ)」が外交に与えた影響に関する質問主意書


一 川口順子元外務大臣が上梓した回想録『涙は女の武器じゃない』(小学館)の二百三頁〜二百四頁に、川口氏は平成十四年二月一日に外務大臣に就任し、翌二日にイワノフ・ロシア外務大臣との会談が行われた関係で、
 「私はそれまで、日露関係はほとんどタッチしたことがありませんでした。北方四島問題も普通の人間の常識以上のこと、交渉の経緯など、もちろんなにも知りません。会談は昼食会からはじまり、その後部屋を移して会議です。朝十時から二時間勉強会がセットされました。前の晩は記者会見などがあって夜遅くなり、あまり寝ていませんでした。かなり場慣れして度胸がついてきた私でしたが、さすがに不安でした。外務省の人たちはもっと不安だったでしょう。
 その朝、せめて着ているものでは少し存在感を出さなければならないと思い、洋服ダンスを開けました。そのとき『これだ』と手に取ったのが赤い服でした。赤い服を着ると高揚感を感じます。」
 という記述があることを外務省は承知しているか。
二 当時、外務省は一のイワノフ・ロシア外務大臣との会談に関し、川口順子外務大臣に対して十分なブリーフィング(説明)を行ったと認識しているか。
三 平成十四年二月二日の日露外相会談で、川口順子外務大臣は赤い服を着用したか。
四 三の外相会談で川口順子外務大臣が赤い服を着用し、高揚感を感じたことで、対露関係における日本の国益が増進されたと外務省は認識しているか。
五 『涙は女の武器じゃない』の二百五頁に、
 「外務大臣をしているあいだ、『赤い勝負服』といいながら、実は、持っていたのは夏冬一着ずつの二着だけ。そのうちに、九州のある女性が、洋服だけでなく表に見えないところにも赤を身につけていると元気になりますといって赤い××(ナイショ)を送ってくれました。たしかに赤い洋服を二日つづけて着るのもイヤだし、でも国際会議などで「勝負」の日がつづいて気合いを入れたいときもある。そういうときに、この××をひそかに着用したりしていました。」
 という記述があることを外務省は承知しているか。
六 「赤い××(ナイショ)」とは具体的に何を指すと外務省は認識しているか。
七 当時、川口順子外務大臣が「赤い××(ナイショ)」を着用して外交交渉に臨んでいた事実を外務省は承知していたか。そのことについて外務省幹部が川口順子外務大臣に対して意見を述べたことがあるか。
八 川口順子外務大臣が「赤い××(ナイショ)」を着用して外交交渉を行ったことで、日本の国益が増進されたと外務省は認識しているか。

 右質問する。



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