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平成十八年十月四日提出
質問第四六号

外務報道官の情報感覚に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




外務報道官の情報感覚に関する質問主意書


一 外務省公式ホームページによれば、二〇〇六年十月三日午後六時八分より外務省会見室で行われた記者会見において、記者からの
 「先程、北方領域で拿捕されていた坂下船長が解放されて記者会見をしまして、その中で、領海侵犯も密漁もしていない、中間ラインは越えていないということを述べられました。ということは、逆に、ロシア側が日本側の中間ラインに入ってきたということになりますし、他の密漁等に関しても、真偽の辺りというのが非常に怪しくなってくるのですが、それについては、今後、外務省はどのような対応を取られるお考えですか。」
 との質問に対し、坂場三男外務報道官が
 「坂下船長の記者会見の中身について、私自身は未だ詳細を承知していませんが、いずれにしろ、船長が戻られた時点で、事実関係の詳細について伺おうと思っていましたので、これから、ご指摘になられたような点も含め、拿捕・銃撃を受けた時点での状況というものを、海保も含めた関係当局の方で詳細を聞き取るということになるかと思います。その上で、政府としての対応を新たに検討していくということになろうかと思いますが、それと併せて、何度もこの場でも申し上げていますが、船体が今回引き渡されなかったということについては非常に残念であると思っています。この点については、引き続きロシア側に船体の引き渡しを求めていきたいと思っています。また、再発防止の問題があり、これについては、九八年の操業枠組み協定について、これを引き続き堅持するということではありますが、その枠組みの下で、安全かつ安定的な操業を互恵的な形で発展させていくために、ロシア側との間で協議をする機会を持ちたいということで、ロシア側に今、申し入れを行っているという段階です。併せて、取り締まり当局同士の協力という点についても、これを一層強化していきたいということで、同じように、当局同士の協議の場をできるだけ早く設けたいと、ロシア側に申し入れを行っています。」
 と応答しているが、右は外務省の公式見解を表明したものか。
二 坂下船長の記者会見が行われた時刻を明らかにされたい。
三 二〇〇六年十月三日午後六時の時点で、坂場三男外務報道官が「坂下船長の記者会見の中身について、私自身は未だ詳細を承知していません」と応答していることが、外務省の情報収集、連絡体制に不備がある証左と思われるが、政府の見解如何。

 右質問する。



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