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平成十八年十一月十六日提出質問第一六〇号
元外務審議官とミスターXの間の「三つの基本的な原則」に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
元外務審議官とミスターXの間の「三つの基本的な原則」に関する質問主意書
一 朝日新聞社コラムニストの船橋洋一氏の著書「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン 朝鮮半島第二次核危機」(朝日新聞社)の二十七〜二十八頁に、
「交渉に当たって、田中はミスターXに『三つの基本的な原則』を示し、それに対する同意を得た上で、協議を進めてきた。
それは、
第一、発言は個人的立場から行い、かつ、発言はいつでも撤回できる。
第二、水面下の交渉で合意したことは必ず公式のプロセスで確認する。
第三、すべての面で秘密を守る。
の三点である。」
という記述があることを外務省は承知しているか。
二 一で書かれた「三つの基本的な原則」にもとづいて田中均氏が北朝鮮のミスターXと交渉したというのは事実か。
三 田中均氏とミスターXとの交渉について、外務省に記録が保管されているか。
四 一の「三つの基本的な原則」で対北朝鮮外交を進めたことは我が国の国益に照らし、適切であったか。
右質問する。