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平成十九年一月二十六日提出
質問第九号

核兵器を搭載したアメリカ軍艦船の寄港、領海通過問題に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




核兵器を搭載したアメリカ軍艦船の寄港、領海通過問題に関する質問主意書


一 核兵器を搭載したアメリカ軍艦船が日本の領海を通航することは認められるか。
二 核兵器を搭載したアメリカ軍艦船が日本の港に寄港することは認められるか。
三 二〇〇七年一月七日付毎日新聞が、「核艦船 日米、寄港容認検討 七四年当時 横須賀母港化中止も」との見出しで、
 「先月死去したフォード米大統領(肩書は当時、以下同)が初来日する直前の一九七四年十一月、核兵器を搭載した米軍艦船の日本寄港や領海通過の権利を公式に認める代わりに、空母ミッドウェーの横須賀母港化を中止する案を日米両国が検討していたことが六日、機密指定を解除された米公文書で分かった。
 日米両国は核搭載艦船の日本寄港をめぐり『あいまい戦略』を取り続けてきたが、これを変更する選択肢が七〇年代に検討されていたことが判明した。ラロック退役海軍少将が七四年九月、核搭載艦船の日本寄港を米議会で証言、日本で反発を招いたため、大統領訪日への影響を懸念した両国がミッドウェーの母港化中止で事態の沈静化を狙ったとみられる。
 米シンクタンク『国家安全保障公文書館』が文書のコピーを入手した。
 七四年十一月十一日の国務省幹部会議の議事録によると、日本担当のハビブ国務次官補は『日本が核関連で実に興味深い提案を行う気だ』と述べ、十八日からの大統領訪日時に日本が新提案を行う方向だとキッシンジャー国務長官に報告した。
 その上で、提案は@米核搭載艦船が日本に寄港したり領海を通過する権利を日本が公に認めるA米空母ミッドウェーの横須賀母港化を中止する−との内容だと説明した。」
との記事を掲載していることを外務省は承知しているか。
四 三の記事の内容は事実か。
五 外務省が、アメリカ政府機関との間で、核兵器を搭載したアメリカ軍艦船の日本寄港や日本領海通過を認める密約を過去に行ったことがあるか。あるならば、いつ、どのような形態で密約が行われたか。

 右質問する。



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