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平成十九年十月十日提出
質問第一〇四号

ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一六八第六六号)と「政府答弁書」(内閣衆質一六八第六九号)を踏まえ、再質問する。

一 「前回答弁書」では、二〇〇七年九月二十七日、ミャンマー治安部隊がジャーナリストの長井健司さんを射殺した事件(以下、「事件」という。)につき、「今般、ミャンマー政府治安当局による実力行使が行われ、邦人一名が死亡したことは極めて遺憾であり、現在、ミャンマー政府に対して真相究明を求めているところである。」との答弁がなされ、また、「政府答弁書」では、長井健司さんの遺品の中で、長井さんが銃撃された際に所持していたと見られるビデオカメラ(以下、「ビデオカメラ」という。)が返却されていないことについて、「現在、政府として、御指摘のビデオカメラを含め長井健司氏が死亡したときに所持していたすべての所持品の返還についてミャンマー連邦(以下「ミャンマー」という。)政府に対し強く要請しており、ミャンマー政府からの回答を待っているところである。」との答弁がなされているが、現在、ミャンマー政府から「事件」の真相究明の進捗状況がどうなっているか、並びに「ビデオカメラ」の返却についてどのような回答が来ているか明らかにされたい。
二 「前回答弁書」によると、「事件」発生後、政府は「これまで日・ミャンマー外相会談等において、ミャンマー政府に対して、今般、治安当局による実力行使が行われ、邦人一名が死亡する事態に至ったことにつき強く抗議してきている。」とのことであるが、日本政府のどの者からミャンマー政府のどの者に対して、いつ、どのような形で抗議を行ってきているか、それぞれ抗議を行った日本政府の者の官職氏名、対応したミャンマー政府の者の官職氏名、抗議を行った日にち、場所、方法等について詳細な説明を求める。
三 「前回答弁書」及び「政府答弁書」では、「今後の政府の対応については、ミャンマー政府による真相究明の結果も踏まえつつ、検討していくことになる。」との答弁がなされているが、尊い我が国国民の命が奪われたことは紛れもない事実であることを鑑みる時、右の政府答弁のように悠長な態度でミャンマー政府からの真相究明に関する結果を待つのではなく、ミャンマー政府に対して真相究明の具体的期日を突きつけ、より厳しい態度で我が国国民の命が奪われたことに対する怒りを表明し、対応すべきであると考えるが、政府の見解如何。
四 「政府答弁書」では、「ビデオカメラ」の返却について、「ミャンマー政府からの回答を待っているところである。」との答弁がなされているが、こちらもミャンマー政府に対して回答までの具体的期日を突きつけ、期日を超す場合は何らかの制裁措置を講ずる等、強い態度でミャンマー政府に我が国国民の命が奪われたことに対する怒りを表明すべきであると考えるが、政府の見解如何。

 右質問する。



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