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平成十九年十一月一日提出
質問第一七九号

イランでの邦人拘束に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




イランでの邦人拘束に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一六八第一一二号)を踏まえ、再質問する。

一 二〇〇七年十月のイラン南東部で中村聡志さんが誘拐されるという事件(以下、「事件」という。)に関して、「前回答弁書」では「現時点において被害者に危害が加えられたとの情報には接していない。」との答弁がなされているが、現在中村さんの安否について政府はどのような情報を有しているか明らかにされたい。
二 「前回答弁書」では、「事件」発生に際し、「被害者からの電話を受け、在イラン日本国大使館においては、平成十九年十月八日日本時間午後十一時三十分、堂道秀明イラン・イスラム共和国駐箚特命全権大使を本部長とする現地対策本部を設置し、被害者の無事救出に向け、情報収集及びイランの関係当局への協力要請を開始した。」との答弁がなされているが、これまで堂道秀明イラン・イスラム共和国駐箚特命全権大使を本部長とする現地対策本部(以下、「対策本部」という。)は、中村さん救出に向けてどのような働きかけをイラン関係当局のどこに対してしてきたか明らかにされたい。
三 政府は「事件」の主犯と思われる人物・グループについて現時点でどのような情報を有しているのか明らかにされたい。
四 「前回答弁書」では、「事件」発生に際し、「外務本省においても同大使館からの連絡を受け、平成十九年十月九日日本時間午前八時二十分、領事局長を長とする連絡室を設置し、さらに同月十日日本時間午後三時、同連絡室を小野寺五典外務副大臣を本部長とする緊急対策本部に改めた上で、引き続き被害者の無事救出に向けて種々の対策を講じてきている。」との答弁がなされているが、右答弁でいう「種々の対策」とは具体的にどのようなものか明らかにされたい。
五 「事件」に関する一連の報道を見る限り、例えば二〇〇七年十月三十一日の記者会見で坂場報道官は「昨日の段階で、イラン側からは無事であるという連絡を頂いています。」と述べ、また町村信孝官房長官は同年同月二十九日の記者会見で「日本時間二十八日午前三時三十分のイラン政府の連絡によれば、被害者は無事だ。それ以外、特段の新たな報告すべき動きはない」、また同年同月三十日の記者会見では「あ、ちょっとイランね。なかなかどなたも最近お聞きにならないから。二十九日月曜日日本時間二十二時三十分、イラン外務省幹部から同日、在イラン日本大使に対して、被害者の無事は確認されている。引き続き犯人グループに速やかに邦人の解放をするよう働きかけている、こういう説明があったということでございます。」と述べている。右坂場報道官と町村官房長官のコメントからは、「事件」に関する情報は全て現地イラン当局から得ているとの印象を受けるが、「対策本部」及び外務省は、主体的に「事件」解決及び中村さん救出に向けてどのように動いているのか説明されたい。

 右質問する。



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