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平成十九年十二月十日提出
質問第三一五号

イランでの邦人拘束に関する第三回質問主意書

提出者  鈴木宗男




イランでの邦人拘束に関する第三回質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一六八第一七九号)を踏まえ、再度質問する。

一 二〇〇七年十二月七日付の毎日新聞三十一面に、「中村さん誘拐 二ヵ月 犯行集団 取り逃がす イラン当局、寸前で」との見出しの記事(以下、「毎日記事」という。)が掲載されている。「毎日記事」によると、二〇〇七年十月、イラン南東部で中村聡志さんが誘拐された事件(以下、「事件」という。)につき、現地関係者が毎日新聞に対して、イラン治安部隊が先月下旬、パキスタンと国境を接するシスタン・バルチスタン州イランシャハルで「事件」の首謀者である武装麻薬密輸団シャハバフシュの潜伏先を突き止めたが、わずかの差で取り逃がしていたことを証言したと書かれているが、右の「毎日記事」の内容は事実か。イラン治安部隊がシャハバフシュをあと少しで取り逃がしたということについて、外務省は詳細を把握しているか。
二 「毎日記事」によると、「事件」発生から解決まで長期化しているのは、投獄されているシャハバフシュのメンバーの釈放で折り合わないことが理由であると関係者より説明があったとのことであるが、右は事実か。「事件」が長期化している理由を外務省は把握しているか。
三 「毎日記事」には、シャハバフシュはメンバー釈放についての要求を、中村さんに電話で日本の両親や日本政府関係者に伝えさせており、これがイラン当局とシャハバフシュの交渉がうまく進まない原因の一つになっているとの記述があるが、シャハバフシュとイラン当局との交渉の間に、中村さん本人と日本政府関係者が入っているというのは事実か。
四 「前回答弁書」で、政府は「事件」解決に向けて、「被害者の安全を最優先としつつその一刻も早い救出を実現するよう求める旨の要請を行うなどの対応を行ってきている。」との答弁をしているが、三が事実であるならば、中村さんの救出並びに「事件」の解決を目指す上で、政府が主体的に役割を果たせる余地があると考えるところ、中村さんの救出並びに「事件」の解決を目指し、政府としてイラン政府に対して主体的にどの様な働きかけを現在行っているのか説明されたい。
五 「毎日記事」によると、本年十二月四日に「事件」が発生してから三度目となるイラン訪問を果たした小野寺五典外務副大臣が、モッタキ・イラン外相との会談後、「どういう方向に向かえば早期解決につながるか、認識が深まった」と述べたと書かれているが、右の小野寺外務副大臣が言う「事件」の早期解決につながる認識とはどのようなものか。具体的に説明されたい。

 右質問する。



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