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平成十九年十二月十七日提出
質問第三三四号

我が国におけるテロリストの活動についての法務大臣の発言を「面白い」と評した内閣総理大臣の真意に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




我が国におけるテロリストの活動についての法務大臣の発言を「面白い」と評した内閣総理大臣の真意に関する質問主意書


 「政府答弁書」(内閣衆質一六八第二九六号)を踏まえ、以下質問する。

一 鳩山邦夫法務大臣が二〇〇七年十一月二十四日、福岡県大川市内で行われた自身の法相就任祝賀会で、かつて自身が「自分の友人の友人がアルカイダ」との旨述べたことについて「私は一つもうそを言っていない」「テロリストが日本をうろついておった」「安全ボケの状態になっていただきたくない。日本は『安全である』『危険はない』と思いたがる」との発言(以下、「鳩山発言一」という。)をしたことと、二〇〇七年十一月三日久留米市において「事実を言うと、みんながびっくりしてマスコミが騒ぐわけでありまして。とにかくこの国をテロから守る。テロリストの怖いのが平気で日本をうろうろしている。私はその事実を知っているから申し上げている。」との発言(以下、「鳩山発言二」という。)をしたことに対して、「鳩山発言一」と「鳩山発言二」について「誤解を招くことのないよう表現に留意する必要がある」と認識している以上、内閣の首長である福田康夫内閣総理大臣は鳩山大臣に注意をしたのか、していないのならば、内閣総理大臣として無責任ではないのかと問うたところ、「政府答弁書」では「御指摘の発言は、テロの脅威を踏まえ、テロ防止のための上陸審査を徹底しなければならないという趣旨でなされたものと考えており、また、鳩山法務大臣において、自らの経験及び識見を踏まえ、法務大臣として、我が国におけるテロの未然防止に努めるなど適切に対処するものと考えており、『内閣総理大臣として無責任であり、その職責を果たしていない』との御指摘は当たらないものと考えている。」との答弁がなされており、福田総理から鳩山大臣に対して注意はなされたのかどうか、明確な答弁がなされていない。「鳩山発言一」と「鳩山発言二」を受けて、福田総理は鳩山大臣に何らかの注意をしたのかしていないのか、明確な回答を求める。
二 福田総理は二〇〇七年十二月十四日、民放テレビ局の番組収録の中で、鳩山大臣について「面白い方ですよね。面白い方。発言の中身も面白い」と語り、他に番組の司会者から「鳩山発言一」及び「鳩山発言二」について聞かれると「あの一回だけじゃ駄目ですね。連続して聞くと味がある」と感想を述べたと同年同月十五日の新聞は報じているが、福田総理が右の発言(以下、「総理発言」という。)をしたというのは事実か。
三 二が事実ならば、「総理発言」の中で福田総理が「発言の中身も面白い」とした「発言」とは、鳩山大臣のどの発言を指したものか。「鳩山発言一」及び「鳩山発言二」等、鳩山大臣が自身の友人の友人がアルカイダだとの旨述べた一連の発言を指して「面白い」と言っているのか。
四 福田総理が「鳩山発言一」及び「鳩山発言二」を「面白い」と、また、「一度だけではなく連続して聞くと味がある」と考えるのはなぜか。
五 一で、福田総理が鳩山大臣に注意もせず、また、「総理発言」の様な考えを有しているのならば、我が国の国民は、政府の治安維持への取り組み並びに治安維持に責任を持つ内閣総理大臣の認識に対して多大な不安を覚えると考えるが、内閣総理大臣の見解如何。

 右質問する。



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