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平成十九年十二月十八日提出
質問第三四〇号

防衛省における裏金組織に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




防衛省における裏金組織に関する質問主意書


 二〇〇七年十二月十六日付の新聞は、防衛省において、情報収集を主たる目的とする報償費(以下、「報償費」という。)の多くが架空の領収書で裏金化され、幹部や関係部局の裁量で使えるような組織ぐるみの不正経理を長年に渡り行っていたこと(以下、「報償費の裏金化」という。)が判明したと報じている(以下、「新聞報道一」という。)。また、同年同月十七日付の新聞では、「報償費の裏金化」により裏金化された「報償費」の一部が、守屋武昌前事務次官が現職の次官であった時に次官室枠の裏金として毎月数十万円配分されており、かつ防衛大臣、副大臣、事務次官各室など首脳レベルへは大臣官房秘書課が管理・配分してきたと報じている(以下、「新聞報道二」という。)。右を踏まえ、以下質問する。

一 「報償費」の過去十年間の予算計上額につき、明らかにされたい。
二 「報償費」の予算項目は何か。また、「報償費」の年度ごとの予算要求の根拠につき説明されたい。
三 「報償費」は我が国の国益にどの様に資するものか、その目的・理念について説明されたい。
四 「報償費」を使用する際、どの様な決裁及び報告の手続をとることが求められているか。
五 「報償費」が三の目的・理念に反して使われた場合、どの様な罰則を受けることが取り決められているのか明らかにされたい。
六 「新聞報道一」と「新聞報道二」によると、防衛省において「報償費の裏金化」についての内部調査(以下、「内部調査」という。)を始めたとのことであるが、「内部調査」の責任者の官職氏名を明らかにされたい。
七 「内部調査」の調査報告はいつまでに公表される予定か。
八 「報償費の裏金化」は事実か。事実ならば、「報償費の裏金化」はいつ頃から行われてきたのか。
九 「報償費の裏金化」により、現在防衛省において裏金としてプールされた金額は合計でいくらになっているか。
十 「新聞報道二」によると、歴代防衛大臣(防衛庁長官)、副大臣、事務次官にも裏金が配分されていたとのことであるが、右は事実か。

 右質問する。



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