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平成二十年二月二十一日提出
質問第一〇八号

年金記録照合作業等に関する質問主意書

提出者  山井和則




年金記録照合作業等に関する質問主意書


一 社会保険庁が旧台帳入力業務を委託している、東京都ビジネスサービス梶A鞄d算システム、鞄血v電算、東京ソフト梶A潟Pーアイ・システムズ、潟潟rング・テレマーケティング、シティコンピュータ鰍フ計七社に対して、それぞれ何件入力を委託しているか。
二 実際の入力作業が海外で行われている場合は、お示しいただきたい。
三 二十人の派遣労働者に一人の管理者が配置されるとのことだが、旧台帳の年金記録の転記作業を中国人派遣労働者が行っていた問題で、中国人管理者は何人いたのか。何日から何日までいたのか。
 お台場で行われた転記作業以外で、中国人による転記作業の管理を、中国人の管理者が行ったケースはあるのか。
四 「誤りが多く発見され、作業が適切に行われていないことが判明した」転記作業については、派遣料金を払ったのか。または誤りが多かったため、債務不履行として派遣会社に損害賠償請求したのか。
五 旧台帳の転記作業では、派遣労働者が読めない台帳は「書家行き」として、書道家が解読作業にあたっているという。書道家は一日平均で、何人が何時間働いているのか。また一日平均何件解読にあたり、何件解読でき、何件解読できていないのか。
六 書道家が解読作業をしている現場を、民主党議員団として視察したいと考えている。視察は可能か。
七 二月十四日の衆議院予算委員会で、舛添厚生労働大臣は今年一月までに基礎年金番号に結びついて統合された記録は三八五万件で、全体の七.六%であると答弁した。三月末までに何%統合する予定か。見通しを明らかにされたい。また受給者分と被保険者分に区分した場合、それぞれの統合予定は何%かを教えてもらいたい。国民が望んでいるのは名寄せではなく、統合であり、自民党の昨年六月の参議院選挙前のチラシでは、「一年以内に統合、全額支払い」と書いてあるので、具体的な期日を明示すべき時期にあると考えるが如何か。
八 社会保険庁は一月二十六日から事業所名などの「ヒント」ではなく、「答え」を言うようになった。一月二十五日までに「ねんきん特別便専用ダイヤル」への電話相談は九万六〇〇四件、社会保険事務所等への「ねんきん特別便」に関する来訪相談は九万二三六三件に上っている。
 今は「答え」を教えてもらえると好評だが、一月二十五日までに「ヒント」だけで、追い返された人と比べると、不公平だと思わないか。
九 当初「ヒント」しか言わなかったのは、社会保険庁のミスである。「ヒント」だけで追い返した人全員に、「今は答えを言いますから、再び来てください」と、お詫びかたがた連絡すべきではないか。
十 一月二十五日までに電話相談や来訪相談された方に九の様な連絡をする場合、いつまでに連絡するのか。
十一 今まで電話相談をしてきた人、社会保険事務所に来た人で、氏名、住所、電話番号がわかっているのは、それぞれ、何人か。
十二 今まで「訂正なしハガキ」の回答者のうち、一対一対応で重複なしの、年金記録の統合の可能性の高い人の四十四%が「訂正あり」に変わった。「訂正なしハガキ」が返送されてきた方すべてに電話すべきではないか。
十三 しかし、一方で社会保険庁はすべての電話番号を把握していないと言う。シールで隠せるようにし、プライバシーに配慮したかたちで、返信用ハガキに電話番号を記入する欄を入れるべきと考えるが、検討状況を明らかにされたい。

 右質問する。



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