質問本文情報
平成二十年四月十一日提出質問第二九〇号
消失した在ウズベキスタン大使館配置の日本画についての外務省の対応等に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
消失した在ウズベキスタン大使館配置の日本画についての外務省の対応等に関する質問主意書
「政府答弁書」(内閣衆質一六九第二二五号)を踏まえ、以下質問する。
二 一の文書の他に「調査」について記録した文書はあるか。
三 二で、ないのならば、その理由を明らかにされたい。右は、一の平成十五年に行われた調査の以前と以降に、文書で記録する様な具体的な形で「調査」が行われていないということか。
四 前回質問主意書で、「大使館」から外務本省に対して随時行われているとされている「調査」に関する報告について、直近で報告が行われた日にちとその具体的内容を問うたところ、「政府答弁書」では「『潮の舞』の所在に関する有力な情報が得られていないため、断片的な情報をお答えすることで無用な誤解を与えるおそれがあることから、個々の報告についてはお答えを差し控えている」との答弁がなされている。では、「調査」についての報告を問うことは差し控えるところ、直近でいつ「調査」についての報告がなされたのか、その具体的日にちのみを明らかにされたい。
五 外務省は二〇〇七年五月二十四日に、「美術品に関する『週刊金曜日』の記事について」との題で、在外公館から名画や陶磁器など四年半で九十八点が消えたとする週刊金曜日の記事(以下、「記事」という。)の内容は事実ではない旨反論する文章(以下、「文章」という。)を外務省HP上に掲載している。確かに、「記事」の中には、「文章」で指摘した美術品四点が他の在外公館等に配置転換されていたという事実に反する内容のものが含まれているが、それが消失した原因や経緯等の詳細がまだ明らかになっていないにしても、あるはずだったものがいつの間にか、しかも誰も気付かないうちになくなってしまっていたという点で、「潮の舞」については「記事」の内容は何ら事実に反するものではなく、「記事」が指摘する通りであると考えるが、外務省の見解如何。
右質問する。