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平成二十年五月一日提出
質問第三四八号

後期高齢者医療制度と今年三月までの旧制度との保険料の比較に関する質問主意書

提出者  山井和則




後期高齢者医療制度と今年三月までの旧制度との保険料の比較に関する質問主意書


 後期高齢者医療制度については、平成二十年四月一日の施行日に間に合うように、被保険者の手元に被保険者証が届かなかったり、保険料が広報されている額より高かったりし、国民の間で不安と関心が高まっている。平成二十年四月二十二日付の、自由民主党の「自由民主」政策特集号では、「安心・納得の長寿医療制度」をテーマとし、広告が次のように掲載されている。
 「新しい高齢者医療制度は安心して医療を受けてもらうためのものです!!」
 その中で保険料については、全国平均で、基礎年金(月額六万六千円)だけで生活している方は、月額二千八百円(旧制度)が月額千円(新制度)、また、平均的な厚生年金(月額十六万七千円)だけで生活している方は、月額七千七百円(旧制度)から月額五千八百円(新制度)になるとされている。
 さらに、「多くの高齢者が負担減に 平均的には、基礎年金や厚生年金だけで暮らしている方の保険料は安くなります」とある。
 保険料がどれ程上がるか、あるいは下がるかは大きな関心事になっている。そこで、後期高齢者医療制度と今年三月までの旧制度との保険料の比較に関する政府の見解について、以下のとおり質問する。

一 後期高齢者医療制度の保険料は、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、多くの高齢者にとって負担減になるのか否か。
二 後期高齢者医療制度の保険料は、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、何割の高齢者にとって負担減になるのか。
三 基礎年金で暮らしている方の過半数は、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、後期高齢者医療制度の保険料は安くなるのか。
四 厚生年金だけで暮らしている方の過半数は、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、後期高齢者医療制度の保険料は安くなるのか。
五 三と四の質問で、それぞれの保険料は何割安くなるのか。
六 基礎年金だけで暮らしている方の保険料は、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、何割の高齢者が安くなるか把握しているか。
七 厚生年金で暮らしている方の保険料は、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、何割の高齢者が安くなるか把握しているか。
八 基礎年金だけで暮らしている方で、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、後期高齢者医療制度の保険料が高くなっているケースはあるのか否か。もしあるとすれば、それはどのような理由によるのか。考え得る理由をすべて列挙してお教えいただきたい。
九 厚生年金だけで暮らしている方で、今年三月末までの旧制度の保険料と比べて、後期高齢者医療制度の保険料が高くなっているケースはあるのか否か。もしあるとすれば、それはどのような理由によるのか。考え得る理由をすべて列挙してお教えいただきたい。
十 月額二千八百円(旧制度)と月額七千七百円(旧制度)はどのような実態調査に基づく数値なのか。
十一 月額二千八百円(旧制度)と月額七千七百円(旧制度)は、全国全ての自治体の平均額か。それとも、限られた一部の自治体の平均額か。

 右質問する。



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