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平成二十一年三月十二日提出
質問第二〇六号

パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する第三回質問主意書

提出者  鈴木宗男




パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する第三回質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七一第一五一号)を踏まえ、再度質問する。

一 昨年十二月八日の報道で、パキスタンで「核開発の父」と呼ばれている科学者アブドゥル・カディール・カーン博士が共同通信の取材に対して、一九八四年までに我が国を訪問し核開発に重要な部品を我が国の企業にいくつか注文していた旨答え、カーン氏が核製造に必要な部品を我が国で調達していたことが明らかにされている。また、本年二月十六日付の新聞報道では、一九七〇年代以降、リングマグネット等の核開発に必要な特殊磁石等の資機材が複数の日本企業からカーン氏に対して大量に販売されていたことが同氏本人の証言によりわかったとしていることにつき、前回質問主意書で、政府として、右新聞報道にある、カーン氏による我が国での核開発に必要な各部品及び核資機材の調達について、事実関係を確認する考えはあるかと問うたところ、「前回答弁書」では「御指摘の報道の内容は、千九百七十年代から千九百八十年代にかけてのものであることなどから、その事実関係の確認は容易ではないが、引き続き可能な範囲で確認に努めてまいりたい。」との答弁がなされている。右答弁は、現時点で政府として、右新聞報道にあるカーン氏による我が国での核開発に必要な各部品及び核資機材の調達について、事実関係を確認すべく、何らかの調査(以下、「調査」という。)を行っていることを表していると理解して良いか。
二 一で、「調査」を行っているのならば、「調査」はいつから、どの様な方法によって、政府部内のどの部署が担当して行われているのか明らかにされたい。
三 「調査」は現在どの様な進捗状況にあるか説明されたい。
四 政府としていつ頃までに「調査」を終える予定であるか。
五 「前回答弁書」で政府は「確認された内容をどのように扱うかは、事柄の性質も踏まえ、適切に判断してまいりたい。」と答弁しているが、政府として、「調査」を終えた後、可能な範囲でその内容を国民に説明し、カーン氏による我が国での核開発に必要な各部品及び核資機材の調達の事実関係を国民に明らかにする考えはあるか。

 右質問する。



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