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平成二十一年三月二十七日提出
質問第二五四号

前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する第三回質問主意書

提出者  鈴木宗男




前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する第三回質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七一第二三四号)及び「前々回答弁書」(内閣衆質一七一第一四八号)を踏まえ、再度質問する。

一 本年二月十三日と十四日、先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に出席すべくイタリアのローマに滞在した中川昭一前財務大臣が、現地時間で同月十四日十五時過ぎから行われた白川方明日本銀行総裁との共同記者会見(以下、「会見」という。)において呂律が回らず、不明瞭な受け答えをしたとして、同月十七日、財務大臣を辞任した。中川前大臣は、「会見」後バチカン市国を訪れ、同国内のバチカン博物館を見学しているが、新聞社等によるマスコミ報道では、同博物館を訪問した際、触れてはいけない美術品に触れ、越えてはならない柵を越え、警報機のブザーが鳴る騒ぎを起こしたとのことであり、「前々回答弁書」でも「お尋ねについては、中川前財務大臣からは『体調が悪かったため、見学中に入ってはいけない区域に入ってしまって警報が鳴ったのは事実だ。関係者に迷惑をかけることになり申し訳ない。』とのコメントが出されていると承知している。ただし、バチカン博物館から抗議があったとは承知していない。」との答弁がなされている。しかしその一方で、中川前大臣は、本年三月十四日に放送されたテレビ番組において、自身によるバチカン博物館訪問に関し「全く警報機は鳴っていないし、わたしに対する注意もなかった」と述べている。この様に、「前々回答弁書」と中川前大臣本人のコメントの内容は真っ向から食い違っているが、右につき「前回答弁書」では「お尋ねのテレビ番組における中川前財務大臣の発言は、バチカン博物館への訪問に関し同博物館から抗議はなかったとの趣旨で述べたものであると承知している。」との答弁がなされている。当方が問うているのは、バチカン博物館から中川前大臣に対して抗議があったか否かという点ではなく、中川前大臣が同博物館訪問時に、警報機のブザーが鳴るという騒ぎがあったか否かにつき、「前々回答弁書」における政府の答弁と、本年三月十四日に放送されたテレビ番組における中川前大臣の発言と、どちらが事実を反映しているかという点であるところ、政府においては、質問の趣旨を正確に把握した上で、右の質問に対して答弁することを再度求める。
二 「前回答弁書」の答弁を起案し、作成した部署はどこか。
三 質問主意書に対する答弁は、閣議を経て決定される、大変な重みを持つものであるのにも関わらず、一で触れた「前回答弁書」の答弁の様に、質問の趣旨を外したいい加減な答弁を作成することは適切か。麻生太郎内閣総理大臣の見解如何。
四 「前々回答弁書」では、「お尋ねの訪問に同行した政府職員は、上野景文バチカン国駐箚特命全権大使、在バチカン日本国大使館員一名、安藤裕康イタリア国駐箚特命全権大使、在イタリア日本国大使館員一名、山本高史前財務大臣秘書官及び玉木林太郎財務省国際局長である。」と、中川前大臣によるバチカン博物館訪問に同行した政府職員の官職氏名が明らかにされているが、「前回答弁書」を作成するに当たり、右答弁にある上野大使はじめ中川前大臣に同行した政府職員に確認をとっているか。
五 四の上野大使はじめ政府職員は、中川前大臣がバチカン博物館を訪問した際に、警報機のブザーが鳴るという騒ぎがあったか否かについて、どの様な認識を有しているのか、それぞれ明らかにされたい。

 右質問する。



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