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平成二十一年四月十日提出
質問第二九七号

二〇〇九年四月のロンドンにおける日ロ首脳会談での北方領土問題に係るロシア側の回答に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




二〇〇九年四月のロンドンにおける日ロ首脳会談での北方領土問題に係るロシア側の回答に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七一第二六二号)を踏まえ、再質問する。

一 「前回答弁書」で「ロンドンにおける金融・世界経済に関する首脳会合の際には、双方の日程の調整がつかなかったため、日露首脳会談は行われなかったものであり、それ以上の意味合いはないものと認識している。」と答弁されている通り、四月一日と二日に渡り英国のロンドンで開催された金融サミット(以下、「金融サミット」という。)の際に、日ロ首脳会談は行われなかった。本年二月二十日の衆議院予算委員会第三分科会において、中曽根弘文外務大臣は「やはり、サハリンで、ロシアの大統領と日本の総理大臣が次の会談を模索するということで、ロンドンでの機会を模索するということで、トップ同士がおっしゃっているんですから、それは実現に向けて努力しましょうということでありまして、我々も当然そういう方向で、役所としても、外務省としても、私としてもそれは当然努力してまいります。」と、二月にサハリンで行われた首脳会談(以下、「二月の首脳会談」という。)を受け、「金融サミット」においても日ロ首脳会談を実現すべく、中曽根大臣としても、外務省としても努力する旨述べていた。結果として「金融サミット」において日ロ首脳会談の場をつくることはできなかったが、中曽根大臣として、また外務省として、右の中曽根大臣の答弁にある努力をきちんとしてきたか。「前回答弁書」では「ロシア連邦との間の平和条約の締結に関する交渉(以下「交渉」という。)の内容にかかわる事柄について明らかにすることは、今後の交渉に支障を来すおそれがあることから、お答えすることは差し控えたい。」との答弁がなされているが、その具体的な内容は問わないところ、中曽根大臣、外務省として、「金融サミット」に際して日ロ首脳会談を行うべく努力をしてきたのか否か、右一点についてのみ答弁されたい。
二 今回、「金融サミット」に際してなぜ日ロ双方の日程の調整がつかなかったのか。中曽根大臣の見解如何。
三 一の答弁で外務省は、「会談」が行われなかったのは、日ロ双方の日程の調整がつかなかったためであり、それ以上の意味合いはないとの認識を示しているが、「二月の首脳会談」で麻生太郎内閣総理大臣が、北方領土の帰属に関する具体的回答をロシア側に求めており、その具体的回答を得る場を「金融サミット」でつくることができなかったのは、少なくとも日ロ関係並びに北方領土交渉の停滞を意味するものであり、「それ以上の意味合いはない」と開き直るのではなく、中曽根大臣、外務省として、日程の調整がなぜできなかったか、その原因を分析し、真摯に反省すべきではないのか。中曽根大臣の見解如何。

 右質問する。



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